山東は黄河下流、渤海と黄海の間に突き出した膠東半島に位置する。全省にわたって気候がよく、沿海一帯は海産物が豊
富であり、内陸では家畜、家禽、野菜、果実、淡水魚の種類が豊富で、広範な地域に分布している。
山東省の人々は玉ねぎを食べるのが好きで、調味料として玉ねぎを使用する習慣があります。材料の選択を重視し、包丁
さばき(切り方)が細かく、調理法が全面的で完備し、味付けが適切で、火加減もちょうどよく、口当りがよく、スープが材料のもとの味を保ちます。
山東省は春秋時代以来魯や斉など多くの諸侯国が成立したところで、中原の農村地帯と黄海の漁村を控え食材も豊富である。こうした背景から山東料理も春秋戦国時代以来不断の発達をとげてきたとされている。また山東省の曲阜には孔子廟があり、孔子信仰の本拠であった。曲阜では孔子に捧げる料理を作るための調理法が独自に洗練されていった。
山東料理の特徴は、味は香りがよくて塩辛く、歯ごたえはやわらかく、彩りが鮮やかでつくりは繊細なことである。透明なコンソメスープ(清湯)と白く芳醇な牛乳スープ(奶湯)がよく使われ、ねぎなどを香味料に使う。また海が近いことから海鮮を使った料理が多いのも特徴となっている。